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エンジニアコミュニティとは?

近年、エンジニアコミュニティが主催するイベントや勉強会がたくさんあり、その注目度が高まっています。エンジニアにとってコミュニティとはどんなものなのか、目的やメリットは何なのか、などエンジニアのコミュニティに対する基本的な事項について解説します。

そもそもコミュニティとは

コミュニティとは元々は共同体や集落などを指す言葉でしたが、昨今ではその意味合いが拡大しつつあります。コミュニティのあり方は多様で、明確にこうと言い表すことはできないものの、趣味や目的などの共通項を持った人々の集まりをコミュニティという言葉で表現しています。エンジニアコミュニティはその名の通り、エンジニアという共通項を持った人々の集まりということになります。また、エンジニアの中でも言語やツール、業種や年齢性別といった各人の属性に焦点を当てたコミュニティも存在し、そのあり方は多岐に渡ります。

コミュニティの種類

前述の通り、コミュニティと一口に言っても多様なタイプが存在します。オフラインのイベントを軸にしたコミュニティだけでなく、オンラインでのコミュニティもあるので地理的な制約を受けずに参加可能なものも数多く存在するので自身にあった参加の仕方を見つけると良いでしょう。ここではコミュニティの種類についていくつか紹介します。

①もくもく会

もくもく会はコミュニティに参加する上で比較的敷居が低く、参加しやすいタイプです。イベントの内容は各人がひたすらに各々の作業をするという非常にシンプルなものです。作業内容などは基本的に自由(テーマや言語が決まっているケースもあります)なので、初学者からベテランまで参加することができます。幅広い層のエンジニアが参加するので、交流や情報共有にもぴったりです。
作業だけでなく、その合間や終わった後に交流会を設けていることが多いので、交流をしたいと考えている方にもおすすめです。

②LT会

LT会はライトニングトークと言われる短いプレゼンを披露するイベントで、質問の時間が設けられていたりもするので、疑問などをぶつけてより理解を深めることも可能です。5分程度のプレゼンなので普段プレゼンをする機会が少ない人の練習の場にもぴったりです。
発表内容はイベントによってテーマが決められていたり、自由だったりします。
プレゼン資料を自作する必要がありますが、人に伝えるための資料作りというのは自身の学習や知識の定着にも役に立ちます。

③ハンズオン

ハンズオンとは実際に手を動かしながら行う講義形式の勉強会です。学んだ内容をすぐに手を動かしながら実践できるので知識が定着しやすく、また疑問が浮かんだらすぐに質問できるというのもメリットです。より実践的で知識を吸収したい方におすすめです。同じようなレベル感の人が集まるので勉強仲間を見つけたり、新しい分野を学び始める時の実践に有用な形式と言えます。

④オンラインコミュニティ

前述の3つはオンラインで実施されることもありますが、実際に言葉を交わしたりする直接的な交流がメインになりますが、一方でSlackなどのチャットツール内での交流やQiitaのようなプラットフォーム上の記事を通じたものなどテキストベースのコミュニティも存在します。そういったコミュニティから派生してオフラインのイベントが開催されることもあるので、いきなりオフラインでの参加が難しそうであればオンラインコミュニティに参加してみて、様子を見てからオフラインに参加してみるのも良いでしょう。

エンジニアがコミュニティに参加するメリット

同業者とのコミュニケーションの場になる

あらゆるコミュニティに共通することですが、コミュニティに参加することで仲間を作ることができます。エンジニアの場合は、同業者との交流を持つ場としてコミュニティが活用されることが多いです。
エンジニアは仕事の特性上一人で作業することも多く、特にフリーランスの方は日常でのコミュニケーションの量が少なくなる場合もあると思います。コミュニティに参加して、定期的に人と交流することでコミュニケーションに慣れるだけでなく、コミュニケーション能力をより向上させることもできるかもしれません。
エンジニア同士の横の繋がりが広がることで、仕事につながる場合もあるのでコミュニケーションを積極的に取ることは重要と言えます。

学びの機会につながる

同業者が集う場には自然に情報が集まります。新しい技術や知識の発見にコミュニティでの活動は大いに役立ちます。コミュニティ参加者同士の交流を通じて情報共有を行うだけでなく、そこから刺激を受けて新たな分野の学習を始めるきっかけになったりします。
もくもく会やハンズオンなど勉強や作業を前提としたコミュニティには、同じように学ぶ意欲が高い人が集まる傾向にあります。自分一人で勉強している時には気づけないような発見や学びを得られるかもしれません。

モチベーションの維持・向上につながる

エンジニアは学び続けることが必要な職業ですが、一人でそれを継続していくのは難しい場合もあります。行き詰まったり、一人では解決できない課題に直面することもあります。
そういった場合にコミュニティが有用になります。学びの場としてだけでなく先輩エンジニアにキャリアの相談をしたり、一緒に勉強する仲間を見つけて互いに切磋琢磨することができるはずです。実力が伴っていないという理由でコミュニティへの参加を躊躇してしまう人もいるかもしれませんが、壁にぶつかりやすい初学者にこそコミュニティはおすすめです。
コミュニティにはいろんな人が集まるので、普段は話す機会がないような実力者と話す機会にも恵まれるかもしれません。一人で孤独に向き合うよりもモチベーションの維持・向上ができるのではないでしょうか。

コミュニティに参加する上で心がけたいこと

コミュニティに参加する上で、心がけたいことをいくつかまとめてみたので、今後参加を検討している方は参考にしてください。

積極性

せっかくコミュニティに参加するので漫然と参加するのではなく、目的を明確にした上で参加すると良いでしょう。積極性はコミュニティの活性化にもつながるので、自分から発信するなどを心がけると良いです。
発信するのが苦手な人はコミュニティの空気を盛り上げられるように考えながら参加するように努めると良いかと思います。
惰性でイベントなどに参加すると他の積極的な参加者との温度差を感じて居心地が悪くなる可能性もありますし、他の参加者にもそれが伝わってしまうと双方にとってマイナスになってしまうこともあります。

マナーや気遣い

オフライン、オンライン問わずコミュニティに参加する上で最低限のマナーや気遣いは不可欠です。目的外の参加や他の参加者に対して攻撃的な発言をしたり、運営者に迷惑のかかる行為などもNGです。
そういった基本的な側面だけでなく、コミュニティに慣れてきたら参加歴の浅い人のサポートを積極的に行うなどの気遣いまでできると良いでしょう。

ルールやコミュニティガイドラインの確認は事前にしておく

ルールやガイドラインは事前に必ず確認しましょう。実際に参加してみて、運営者や他の参加者に迷惑をかけてしまうと、その後コミュニティに参加しづらくなることもあります。
基本的なマナーが守れていれば問題はないはずですが、コミュニティ独自の文化やルールが存在する場合もあるので、事前に確認しておくと良いです。
ルールなどの遵守事項以外についても調べておくと良いと思います。イベント参加の場合はそれまでの開催時の参加者の声なども見ておくと雰囲気を掴むことができるので、ミスマッチを防ぐことにも繋がります。

まとめ

コミュニティは多種多様で自分に合ったものを見つけるまでに時間がかかってしまうかもしれません。しかし、コミュニティに参加することで受けられる恩恵はその手間を補ってあまりあります。実際に参加してみないことには合う、合わないの判断や自分がどんなコミュニティを求めているかも分かりません。まずは参加してみることをおすすめします。

『日本のソフトウェアエンジニアを憧れの職業へ』というミッションを掲げる、株式会社アンチパターンはエンジニア特化型コワーキングスペースであるHarborS表参道を運営しています。HarborSでは毎週土曜日にもくもく会を実施しています。週ごとにファシリテーターが変わるもくもく会は毎回満員で好評を博しています。
サービスの一環として学生エンジニアコミュニティの運営も行っており、初学者から上級者、学生からベテランまでさまざまなエンジニアが集う場を提供しています。

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